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国立国際美術館で開催中の「エミリー・ウングワレー展」。エミリー・ウングワレー (Emily Kame Kngwarreye, 1910?-1996) は、生涯を生まれ故郷のオーストラリア中央部で、ずっと伝統的な世界観のなかで暮らし、老境になってからバティック制作やアクリル絵画制作を始めた人だ。
もちろん西洋的な芸術修業とは無縁で、民族の伝統的な表現手法をもちいながら、彼女が夢みるイメージを自由にかたちにしている。呼吸が聞こえるようなおおらかな筆致で、ヤムイモの蔓や乾いた土のひびわれが、キャンバスいっぱいに広がる。 土、樹木、花、果実、水、空、太陽の光 etc、すべて彼女の身の周りの自然の事象を反映して生まれた色とかたちだ。アースカラーのグラデーションの美しさはもちろん、とてもポップに思える強いピンクも、きっと赤土の大地が夕日に照らされるとそのように輝くのではないか。そんなことを想像しながら見るのも楽しかった。 また、彼女はキャンバスを地面に置いて描いていて、絵のどの方向が上ということがないそうだ。美術館では絵画はかならず壁面に展示されるので、キュレーターの意向で上下が決まる。絵を床面に展示してみるのもひとつの方法だったのではないだろうかと思ってみた。 「アボリジニの生んだ天才画家」というサブタイトルが付いてるけれど、そんな文脈とは関係なしに、素敵な作品たち。国立国際美術館での開催は今週末まで。Don't miss it!
by achici
| 2008-04-07 22:28
| みる
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