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Sväng (スヴェング) というフィンランドのハーモニカ・カルテットのライブに行ってきました (@梅田シャングリラ)。メンバー4人みんながハーモニカ演奏ってどんなステージ!?って興味津々だったのですが、三つ揃えのスーツ姿(でも足元はスニーカー)の長身の男4人が、立って並んで吹きまくる吹きまくる! ハーモニカにも種類が数々あって、ベースのは顔よりでかく(形がレーザープリンタの感光体ユニットみたいだ)、ソプラノのは口に入る!
音楽は、タンゴ、ジプシー風、ラグタイム、フィンランドとロシアとの戦争中にロシア兵が奏でていたメロディーなんてのもあって、ジャンルは何かと訊かれても答えられません。その雑食具合がいいのです。フィンランド唯一の音楽大学シベリウスアカデミーのハーモニカ博士であるメンバーの一人が、彼らのアンサンブルがひどすぎて、「これじゃスウィングじゃなくてスヴェングだよ」と言ったことからこのバンド名が付いたそうだけど、"スヴェング" 独特の愉しいグルーヴ。ひきこまれました。 MCで話してたことだけど、ポケットに入るハーモニカは、戦地に向かう兵士たちがよく携帯していたそうです。そういや、前線で休息中に兵士がハーモニカを吹いてる場面をなんかの映画で見たことがあります。戦いの合間にも (だからこそ!) 人びとは音楽を欲するものです。 さて、この日は、初来日のSvängをメインに、かとうかな子 (アコーディオン)、はじめにきよし (ノコギリ、ギター&ピアニカ、ピアノ) がオープニングアクトを務める、"リード楽器のお祭り" だったのでした。数年ぶりに、はじめにきよしを観たのですが、とてもきもちよかった。時間が短かったのが残念! とくに、ピアノとノコギリのアンサンブル。以前より音の世界がものすごく広がってる感じがしました。
by achici
| 2007-05-20 22:19
| みる
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