カテゴリ
タグ
まち(33)
museum(25) アート(25) スペイン(25) 歴史(20) 食(14) チュニジア(13) 読書(12) 映画(12) トルコ(11) イタリア(11) モロッコ(10) 宗教(10) ポルトガル(10) 音楽(7) 京都(6) 沖縄(6) 台湾(5) café(5) 韓国(4) 以前の記事
2009年 02月 2009年 01月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 01月 2007年 11月 2007年 10月 more... 最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
那覇、国際通りから市場本通りもしくは平和通りを曲がると、アジアのマーケットのにおい。サーターアンダーギー頬張りながら、土産物屋、食料品や雑貨店の並ぶアーケードの下をぶらぶら。平和通りからまっすぐまっすぐ、琉球陶器の工房や店舗が建ち並ぶ壺屋のやちむん通りまで行くか。牧志公設市場をひやかすか、日本一狭い古書店「とくふく堂」の本棚と壁の隙間に埋まってみるか。 桜坂を上がれば、映画館の桜坂劇場。1Fにブックショップがあって素敵な品揃え。そこで買った本なんかを隣のカフェで読みながら、まったり時間を過ごせるのがよい。もし那覇在住だったら絶対入り浸りになってると思う。 桜坂劇場で、中江裕司監督の新作映画『恋しくて』の上映が1週間後に始まるところ。石垣島出身のバンドBEGINの青春時代を描いたこの映画を盛り上げる、プレイベントとして映画館で連日ライブが開かれていた(当のBEGINのはなかったけど)。そこで、その日の昼間、三線の無料体験をした折、三線店の店長さんと話していて教えてもらった歌手、新良幸人withサンデーのライブを観る。新良さんは石垣島出身でBEGINの高校の先輩。本人もネタにしてたけど、先輩が後輩の映画を持ち上げるかたちになってしまって、ほんと複雑な心境やね…。 スペースがこじんまりしてたうえに、お客との気分的な距離感が近いのは地元ならでは。かなりローカルなMCで、放送禁止用語も連発、外見と仕草のギャップも笑えた。肝心の音楽のほうは、三線店の人が言ってた「やわらかくて張りのある」いい音ってこういうことかも、とひたすら三線の音に聴きほれていた。サンデーさんの息の合った島太鼓もしんしんと響いて。でも沖縄のリズムって難しいわ。 きっとまた鳴らしたくなると思ったから翌日、空港に向かうまでの時間に三線店に戻って、かんから三線を購入。本格的に弾くほどではないし(オカリナもあるし!)おもちゃのようなこの楽器でじゅうぶん。でも、胴が缶でできているこのかんから三線は、戦時中の物資のないときに人びとが空き缶を材料に作り始めたもので、大きな音が出ないので大っぴらに歌うことができなかった時代にも奏でることができた。 どこの店に入っても、島唄が流れている。片隅には何気なく三線が置いてある。はじめは、観光の雰囲気をつくるためかなと思った。たぶんそのためでもあるだろうけど、自分たち独自の歌が、ふつうにそこにあるだけなんだろうなあ。 帰って来てから沖縄の話をしてたら、職場の人が伝染して「沖縄料理が食べたい!」と言い出し、一緒に梅田の沖縄料理屋へ。沖縄に行ってきたことや三線のことなどを店員さんと話してたら「沖縄病にかかってますね」と言われた。…たしかに。毎日、民謡のCD聴いてたりして、頭のなかでいつも三線が鳴ってる。 ま、性格が飽きっぽいので、それもすぐにさめるでしょうけどね。
by achici
| 2007-05-09 22:07
| 旅
|
ファン申請 |
||